Cocos2d-xで脱出ゲームを作った話【アプリ開発】

どーも!さいじゃくです。
8月始めから開発をしていたゲームアプリがついにiOS・Android両方のストアで公開されたので、記念に記録を残しておきたいと思います。
目次
さいじゃくのプロフィール
- 学生(18歳)
- ゲーム開発は初めて
- Androidアプリの開発経験あり
作ったアプリ
よくある脱出ゲームです。シンプルな感じが大好きなので、全体的にシンプルなデザインにしました。
開発過程
7月終わり
前から脱出ゲームを作りたいと思っていたので、まず最初にどうやって作るのかを調べました。
なかなか有益な情報が見つからなくて大変でしたが、Cocos2d-xという2Dフレームワークを使うと、iOS・Androidのアプリを同時に作れるということが分かったので、これを使うことにしました。次に脱出ゲームの内容をある程度決めました。
また、絵を作るために、3DCGソフトである「Shade3d」を購入しました。
関連記事⇒Shade3D買った!
8月始め
Cocos2d-xとShade3dの使い方は全然分かりませんでしたが、いきなり開発を始めることに。
ツールの使い方・プログラミング言語(C++は初めて)は作りながら覚えました。
モデリングが難しかったので、複雑な形のものはフリーの素材を使いました。
技術的に難しいと思ったものは、脱出ゲームの内容を変えて対応しました。
8月終わり
ひたすらモデリング・レンダリングの繰り返しでした。
プログラミングはCG作成と並行して行いました。画像を切り替えるのがメインなので、そこまで難しくはなかったです。
この頃から作業に慣れていったと思います。
9月
テスト期間だったので一時中断。
下旬から作業を再開しました。
10月始め
CG・ゲーム画面の作成が終わったので、タイトル画面やクリア画面の作成・広告の実装を行いました。
10月10日に完成!
当日にAndroid版を公開しました。iOS版は14日に提出して、26日に公開されました。
Cocos2d-xについて
最初は何をすればよいのかよく分からなくて大変でしたが、使い慣れてくるととっても便利なものだなぁと感じるようになりました。
iOS・Androidアプリを同時に開発できるのが素晴らしいですね。
Xcodeをメインで使って、Android固有の部分だけEclipseを使用します。
ネイティブ連携(シェアボタンや広告表示など)は、JNIやObjective-C++というものを利用して処理を分けることができます。
広告について
Appbank SSPとAdmobメディエーションを使用しました。
日本はAppbankメインで、海外はAdmobメインという感じです。
Appbank SSPは、Appbankのサイトに露出する機会がもらえるのでおすすめです。
AdmobインタースティシャルをCocos2d-xに実装する方法が分からなくて苦戦しました。
最終的には中国語のサイトを見て解決しました。
大変だった所
ネイティブ連携です。
特にAndroidの方でエラーが多発して、結構時間がかかってしまいました。
原因を特定するのが非常に大変でした。
使用ツール
ちなみに僕はMacBook Airで開発を行いました。
Shade3d
3DCG作成ツールです。有料ですが、初心者の僕でも扱うことができました。
Pixelmator
ペイントツールです。ボタンや宣伝画像の作成に使いました。
こちらも有料ですが、ちょっとしたものを作るのに便利です。
最後に
トータルで2ヶ月弱かかってしまいましたが、無事完成させることができて良かったです。
時間があれば広告やシェア機能の具体的な実装方法を紹介したいと思います。